ソフトコンタクトレンズを使用している20~40代の女性を対象に「コンタクトレンズケアに関する意識調査」を実施しました。
その結果、コンタクトレンズケアに対する本来の目的である「消毒」に対する理解不足や、ケア剤に対する製品理解の希薄さが浮き彫りになりました!
日常のコンタクトレンズケアは「消毒」よりも「洗浄」という意識の方が高い!
普段行うソフトコンタクトレンズケアの意識を尋ねたところ、「洗浄」と回答した人が65.0%に上り、「消毒」(7.7%)や「洗浄と消毒の両方」(27.3%)を意識している人を大きく上回っていることがわかりました(Q2)。「コンタクトレンズケアで重要なこと」に関しても、最も多かった回答は「レンズの汚れを落とすこと」(56.4%)で、「レンズの消毒」は19.3%にとどまり、"洗えばよい"と考えているユーザーの"ケアの消毒意識の希薄さ"が浮き彫りとなりました(Q3)。

洗浄と消毒の違いを知っている?
洗浄の主な目的は、目の分泌物に含まれるタンパク質、脂質、糖類、塩類や、空気中のホコリ、煙、花粉、化粧品、手の汚れなどの除去。一方、消毒は目に見えない細菌やカビなどを殺滅して、レンズを 清潔に保つことにあるのよ。ソフトコンタクトレンズは消毒を行う必要があり、毎日の正しい消毒としてのケアが不可欠なの。
10人に9人は正しい「こすり洗い」をしていない!
正しいコンタクトレンズ使用の主なポイントとして、「レンズのつけ外しやレンズケアの前に石鹸で手指を洗う」、「毎回、レンズ片面につき20回のこすり洗いを行う」、「レンズケースは使用後に毎回洗浄、乾燥させるとともに、定期的に交換」、「3か月に一度、定期健診を受ける」が挙げられます。しかし、「CLを扱う前の手洗い」については、「石鹸、ハンドソープで洗う」との回答は57.0%にすぎず、半数弱の人はきちんと手洗いをしていないことがわかりました(Q4)。レンズケアの際の「レンズのこすり洗い」の頻度は、「毎回」が62.7%と一番多いものの、15.3%の人は「こすり洗いはしていない」と回答(Q5)。また「こすり洗いをしている」人に、「(1枚)のレンズ片面につき、こすり洗いをする回数」を聞いた結果、「5~9回」(42.1%)と「10~19回」(30.3%)が多数で、メーカーが推奨している「20回以上」を実践している人は13.0%にとどまりました(Q6)。

なぜこすり洗いが大切か知っている?
ソフトコンタクトレンズは素材に水分を含んでいるため、目に装用すると汚れが付着しやすく、そのままの状態で装用を続けると細菌が繁殖して眼感染症を引き起こすことがあるの。特に、MPSタイプ(1本で洗浄、すすぎ、消毒、保存ができる消毒剤)は、こすり洗いはレンズに付着した汚れだけでなく、細菌を落とす(消毒)ことになるので、必ず正しいこすり洗いをする必要があるのよ!
使用年数が長い人ほど、「自己流」でケアした気になっている
今回の調査結果を年代別にみると、CLの使用年数が短い20代の方が、30~40代に比べ、正しいケアを実践していることがわかりました。レンズケアをする時にこすり洗いする人の割合は30代の77.0%、40代の83.0%に比べ、20代は94.0%(Q14)。3か月以内に1回眼科で定期健診を受けている人の割合は30代、40代がともに20.0%のところ、20代は33.0%といずれも20代において高い値が出ています(Q15)。30代~40代では「今まで使っていて眼障害などの問題がなかった」「長年使っているのだから、正しいケアはしていて当然」などの意見が目立ち、使用年数が長くなるにつれて「慣れ」の感覚が生まれ、知らず知らずのうちに自己流のケアになっている様子が読みとれます。自己流のケアでは消毒が十分でなく、重篤な眼障害を引き起こす可能性があり、危険です。

眼障害は他人事でいいの?
眼障害を「他人事」としてとらえることは危険よ! まずは眼障害のリスクを「自分事」にすることが第一歩。ホームドクターと呼べる眼科医を見つけ、3か月ごとの定期検査をきちんと受けて、眼科医が推奨する適切なコンタクトレンズケア方法に改め、それを継続していくことが重要と言われているわ。



